本当にシミに効く化粧品おすすめランキング2021!プチプラは効果ある?
[公開日]2019/09/04[更新日]2021/05/12
こんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
実は、約8割の美白化粧品は、シミ予防成分しか入っていないので、すでにあるシミでは実感しにくい事実があります。
一方で、シミを排出する美白技術はどんどん進歩しているので、適切な化粧品を選ぶことがとても大切です。
ここ最近ではポーラの「ホワイトショットSXS・CXS」、資生堂のHAKU「メラノフォーカスV」など、期待できる化粧品が続々と発売されています。
記事下で2021年の最新シミ対策化粧品を評価しているので、どれがシミに効くのか先に知りたい方はチェックしてみてください。
まずは、選び方から順番に解説します。
スキンケアコンシェルジュ
化粧品開発の実務経験を活かし、執筆/編集を行う。
◆保有資格◆
日本化粧品検定1級、薬学美容検定1級、薬事法管理者、化粧品成分上級スペシャリスト、サプリメントアドバイザー、参照:日本抗加齢学会
目次
本当にシミに効く化粧品の選び方!どんな成分がおすすめ?
SK-2、カネボウ、資生堂、ポーラ、CLINIQUEにシャネル、といった高級デパコス化粧品からオーガニック化粧品、そして、ケシミンやアクアレーベル、キュレルといったドラッグストアで買えるものまで「シミに良い」と言われるものはほぼ使ってきました。
けれど、実際はシミに効かない(薄くなったかな?程度)、乾燥肌の私には刺激がつよくヒリヒリする、などたくさん失敗してきました。
シミ対策をする美白化粧品選びで、外してはいけないポイントは3つです。
①今あるシミに効く化粧品か?
②内側から潤す保湿成分が含まれているか?
③自分の肌に合ったものを選んでいるか?
つまり、できてしまったシミをケアしたいのに、シミを予防してもイマイチ効果が感じられないというのは当然というわけですね。
・ビタミンC誘導体
・ハイドロキノン など
肌が乾燥すると、肌がゴワゴワになり、ターンオーバーが乱れ、結果としてシミを押し上げて追い出す力がなくなってしまうのです。
乾燥してターンオーバーが乱れてしまうと、肌の中のメラニンが排出されずに残ってしまうので、しっかり保湿できる化粧品を選ぶことが美白効果をアップさせることになりますよ。
◆おすすめの保湿成分◆
・ヒト型セラミド
・低分子コラーゲン(加水分解コラーゲン)
・アミノ酸
・アセチルヒアルロン酸 など
敏感肌の方は特に、自分のお肌に合うかどうか、エタノールなどの刺激の高い成分が多く入っていないか確かめてください。
刺激成分によって肌が刺激されると、逆にメラニンの生成が活発になるので注意しましょう。
①今あるシミに効く成分
・・・・ビタミンC誘導体、ハイドロキノンなど
②内側から潤す保湿成分
・・・・ヒト型セラミド、低分子コラーゲン(加水分解コラーゲン)、アミノ酸、アセチルヒアルロン酸など
③自分の肌に合ったものを選んでいるか?
・・・エタノールなど刺激の強い成分が含まれていない
シミへの効果が期待できるオススメ化粧品7選
私は仕事柄、毎年50万円分以上のいろんなメーカーの美白化粧品をつかっています。その中から、シミへの効果が期待できる美白化粧品をランキング形式で紹介するので参考にしてみてくださいね。
7位:メラノCC薬用しみ集中対策美容液
6位:無印良品 敏感肌用薬用美白美容液
5位:HANAオーガニック オーガニックホワイトクリーム
4位:アンプルール ラグジュアリーホワイトコンセントレートHQ110
3位:HAKUメラノフォーカスV
2位:アスタリフトホワイトエッセンスインフェルト
1位:ビーグレン QuSomeホワイトクリーム1.9
総合評価:
価格:4.0 シミ対策:2.6 口コミ:3.3
画像出典:公式サイト
美白成分は優秀、ただし配合濃度が低いので美白力△
メラノCCはロート製薬が開発した「活性型ビタミンC」が配合された美容液です。
とろみのある液体状のクリームですが、肌に塗るとスッと浸透し、肌の中にビタミンCが届いている感じがします。
1本1000円程度と安価な商品ですが、メラニンによるシミ予防ができ、新たなシミができにくくなりました。
やっぱりプチプラだった...(17歳/脂性肌)
1番の目的はシミで、化粧水に混ぜて全体に広げた後に気になる部分にまた塗っていたのですが効果無しでした。
2年かけてだいぶ目立たなくなった(33歳/混合肌)
今3本目です。ニキビ痕や傷痕の濃いシミがたくさんあったのですが、2年くらいでパッと見てもわからないほどになりました。
総合評価:
価格:5.0 シミ対策:2.3 口コミ:2.9
※画像出典:公式サイト
低刺激で肌に優しいが、その分効果もゆるやか
無印良品の「敏感肌用薬用美白美容液」は、美白有効成分(ビタミンC誘導体)を配合したコスパの高い美容液です。
美白化粧品を使うと、ピリピリすることが多いのですが、この美容液は刺激を感じることがありませんでした。パラベンやアルコールを使っていないことが原因でしょう。
透明感を引き出すと同時に、肌荒れケア成分によって肌の状態も落ち着いてきます。なかなか自分の肌に合う美白化粧品が見つからない人にオススメです。
使い心地がよくなかった(35歳/混合肌)
半分くらい使っていたんですが使用感が乳液かクリームみたいにペタペタするので使うのをやめました。
ずっとリピートしてる美白美容液(26歳/乾燥肌)
毎日使用していますがだいたい1か月ほど持ちますし、20代後半になりお肌の変化や、シミを作らないようにするために、継続使用しています。
時間はかかるが、オーガニックで美白できる貴重な化粧品
HANAオーガニックの「ホワイトジェリー」は全成分の100%が天然成分で、肌にやさしいオーガニック美容液です。
実際に使ってみると、ふわっとローズの香りが漂い、特に夜に使うときは使うのが楽しみになるくらい癒されます。
美白成分に使用されているのは和漢の植物で、新たにシミができにくくなりましたよ。
浸透しにくい…(37歳/普通肌)
もう少しスッと馴染むと良かったのですが…トロミがあるタイプで肌に入っていくのに時間がかかります。もう少しスーッと浸透していくとうれしいです。
オーガニックなのに期待以上!(24歳/乾燥肌)
さっぱりとしたテクスチャーで、即効性のある美白美容液だと感じました。もともと肌は白い方ですが、こちらを使用していると以前より肌が明るくなってきたなぁと感じました。
総合評価:
価格:3.0 シミ対策:4.0 口コミ:4.1
ハイドロキノン入り!シリコンの膜感が嫌いでなければ候補
アンプルール「ラグジュアリーホワイトコンセントレートHQ110」はシミの予防をしながら、できてしまったシミをケアする美容液です。
BCDAという成分でハイドロキノンを包み込むことで刺激を軽減しているので、刺激が心配で美白化粧品を使えなかった人も安心して使うことができますよ。
気になるのは、価格(10000円)とシリコン入りなので肌表面に膜を張ったような感じになる点です。安全性には問題ありませんが、つけ心地はトライアルセットで試すことをおすすめします。
高かったけどイマイチかな(44歳/混合肌)
しみに効果が高いと聞いたので購入。テクスチャーは、やや固め。お値段もわりとお高めだったので期待しながら夜洗顔後に2,3プッシュくらいずつつけていました。が、、1本では実感はできませんでした。
ダイレクトに届いてる感じがします(29歳/乾燥肌)
半透明の固めのジェル(中略)シミにダイレクトに届き効く気がします。使い始めて半年、肌が敏感な時以外毎日使用した結果、少しずつ目立たなくなってきた感じです。半年前と比べたときの違いがはっきりわかったのでこれからも使い続けます!
総合評価:
価格:3.0 シミ対策:4.6 口コミ:4.1
※画像出典:公式サイト
保湿力もあるHAKUの最新美容液、価格が高すぎるのがネック
資生堂「HAKUメラノフォーカス」は、肌をしっかり保湿しながら透明感のある肌へと導いてくれる美容液です。
美白美容液ですがどちらかというとクリームに近く、濃厚なので夏の混合肌〜脂性肌だと翌朝ベタつきがやや気になるかと思います。
4MSKとトラネキサム酸2つも有効成分が入っており、継続することで肌の透明感が出てきますが、同じ価格帯のポーラのホワイトショットと比較すると、美白力はやや低い(実感までに時間がかかる)印象があります。
濃厚すぎてベタつく(34歳/混合肌)
パール一粒くらいを化粧水の後に朝晩、1ヶ月ほど使用しました。混合肌なので、ちょっとベタつきが気になります。もう少しサラッとしたもののほうが肌に合う気がします。
効果を実感しつつある!(46歳/敏感肌)
目の下のシミ対策に少しずつですが効果が見えてきました!コスパは結構気になるところですが少量で意外と持つので継続して使ってみようと思ってます。
総合評価:
価格:3.0 シミ対策:4.3 口コミ:3.9
※画像出典:公式サイト
本当に浸透力が高い!透明感は出るが、顔全体向きの美容液
アスタリフトのホワイトエッセンスインフェルトは、美白有効成分の「ビタミンC誘導体」をナノ化することで肌の奥までしっかり届けて働きかけるという効果が期待できます。
特に初めて使うとわかるのですが、肌にグングン染み込んでいく感じは最も実感できます。保湿力もしっかりありますが、肌がベタつくことはなく、もちっと柔らかさが出てきます。
シミ対策としてももちろん使えるのですが、どちらかというとシミにピンポイントに使うよりも顔全体の透明感アップもしたい方向けの美容液です。
本気の効果と値段!(46歳/乾燥肌)
肌にすぐ馴染むので、使用感は気に入っています。赤い色もなんか効きそうだなと期待しちゃいます。値段も本気価格なので、続けられるか財布と相談中です。
サラッとして夏でも使いやすい(33歳/混合肌)
SK-2やHAKUなどいろいろ試してきましたが、この美容液はサラッとしてて抜群に浸透力がいいです。シミが目立たなくなってきているのが実感できるのと美白化粧品なのに保湿力も高く、つけ心地も良いです。
他の化粧品がダメなら試してみて、確実なシミ対策の高級クリーム
ホワイトショットSXSは、あの美白成分「ハイドロキノン」の100倍、KOSEのメラノショットに入っている「コウジ酸」の5.6倍の美白効果をもつ「ルシノール(ポーラ化粧品だけの美白成分)」が配合された美容液です。
一言で言うなら、期待大の高級クリームです。
30を過ぎてから、乾燥がひどくなり目尻の色素沈着が目立っていたのですが、目もとギリギリまで毎晩塗り込んでいたら、1本使い切る頃(2ヶ月後)にはシミが薄くなっていました。
正直12,000円は高いのですが、両目尻・頬のシミ(全部で6箇所)に使った場合2ヶ月ちょっとは使えたので、HAKUのメラノフォーカスVやSK-2の美白美容液を買うよりも実はお得だったりもします。(※色素沈着したニキビ跡にも使えました)
シミだけじゃなくてニキビ跡にもいい(39歳/乾燥肌)
以前より少しシミが気にならなくなってきたような…。安い買い物ではなかったけど、色素沈着したニキビ跡にも効果が出てきて満足です。しばらく愛用します!
薄くなっていってるのは確かです(31歳/混合肌)
頬骨のシミの気になる部分に塗り込み、余った分を顔全体と手の甲に擦り込んでいました。硬めのテクスチャーが、気になる部分にきっちり留まってくれる感じです。頬は、シミが少し薄くなってきました!
総合評価:
価格:4.0 シミ対策:4.7 口コミ:4.3
ハイドロキノンをギリギリまで配合した美白クリーム
ビーグレンの「QuSomeホワイトクリーム1.9」はハイドロキノンを規定濃度(2%)ギリギリまで配合した美白クリームです。
どちらかというとしっかり硬めのクリームで、シミ部分だけでなく顔全体の美白・保湿クリームとして使います。
ビーグレンの化粧品は浸透力と美容成分の持続性が高い設計になっているので、美白化粧品にありがちな乾燥が気になることもありませんでした。
何より、7日間のトライアルセットだけでも肌の明るさを実感できたので、シミ対策化粧品として特におすすめしたい美白クリームです。
実際に使ってみると、伸びがよく、さらっとした軽いテクスチャで肌に広がります。寝るときにベタつきが気になったりすることもありません。
シミに効果的!濃厚なクリーム(46歳/乾燥肌)
ハイドロキノンに惹かれて今では、うっすらポツポツあるくらいです。浸透がとても良く、保湿力も高めです。濃厚なクリームなので乾燥肌にもちょうどいいです。
ここまで実感できたのははじめて(37歳/乾燥肌)
目の下のシミにはコンシーラー必須でしたが、これを使い始めてから2ヶ月で目の下のシミが薄くなっている感じがします。個人的にはここまで実感できたのは初めてだったので続けてみようと思います。
ドラッグストアにあるプチプラにシミに効く化粧品は存在する?
シミは気になるけど、できるだけお金をかけずにケアしたいと思う方は多いでしょう。
実際にプチプラコスメでシミのケアはできるのでしょうか?
プチプラの化粧品では本気でシミに悩む人には成分が物足りない
確かに、プチプラでもきちんと美白有効成分が配合されている商品もあります。ただし、シミを排出させるにはしっかりと保湿成分も配合されていることが大切です。
厚生労働省が認めた美白「有効成分」のうち、今あるシミに効果のある有効成分を配合し、なおかつ、肌を内側から潤す保湿成分が含まれる商品を探すとなると、プチプラでは至難の業です。
つまり、プチプラでも美白有効成分は配合されているものが見つかっても、結局は保湿化粧品を別に補ってあげる必要が出てきたりと、アイテムを増やさなければならなくなるのですね。
基本的に配合される成分が多いと価格は高くなりますので、成分数の少ないプチプラコスメは安価なのです。
成分を最小限に抑えたプチプラコスメでは、美白有効成分が配合されていても、保湿が不十分だったり、肌荒れを起こしたりして、結局は他の化粧品も使わざるを得なくなったりします。
本気で本格的なシミ対策をしたいのならば、プチプラコスメ以外を選ぶことをオススメします。
韓国コスメ「ドミナクリーム」はハイドロキノン濃度が高すぎるので注意
3月に韓国で買ってきたドミナクリーム。有名なシミ取りクリームだそうです.帰国後毎日ヌリヌリしてますが効果のほどは?当初は塗ってもヒリヒリとかまったくしてなかったんだけど、最近昼間とかヒリヒリするのよね。夜にだけつけて朝はしっかり洗顔してるし、日焼け止めもきちんと塗ってるのになぁ。 pic.twitter.com/q2fjXGaJOY
— zia-zia (@yakkoziazia) 2018年5月22日
美容大国韓国のコスメで人気な美白クリームが「ドミナクリーム」です。
美白有効成分はハイドロキノンが配合されており、現地での価格は4,000〜6,000円といったところです。
ハイドロキノンの濃度は1〜3%なら安全性が高く、刺激も少ないと言われていますが、ドミナクリームは4%というかなり高濃度のハイドロキノンが含まれています。
ハイドロキノンは日本では2001年に化粧品に配合されるようになりました。
日本での販売も現在のところないため、基本的に現地で薬局に行かなければ買えません。
ハイドロキノンはメラニン色素を漂白する効果があるため、使い方には注意が必要です。シミケアには有効ですが、それ以外のところに塗ると、白斑を起こす可能性もあります。
試す方は、しっかりと説明書に書かれている使用方法を守り、自己責任で使ってください。
シミに効く化粧品を効果的に使うには?使い方のポイント
せっかく有効成分の配合された化粧品を選んでも、使い方が間違っていると思ったように効果を感じることができなくなります。
そこで、シミ対策化粧品の効果的な使うための注意点や、疑問点について解説します。
シミに効く化粧品を使う時に注意スべき3つのポイント
使用する時間を守る
すり込んだりマッサージをしながら塗らない
でも大切なのは、使う量をケチらないことです。パッケージなどに適量が書いてありますので、十分な量を使用してください。
量が足りないことで、効果が下がってしまっては意味がありません。
それ以外は、朝晩清潔なお肌に使いましょう。
刺激によってメラニン色素が作られてしまうので、手のひらに適量を取り、両手をすり合わせてなじませてから、両手で頬を包むようにつけましょう。
目の周りは薬指の腹でトントンと軽く触れるようにして、やさしくつけてください。
シミ対策化粧品はライン使いがいいの?
ほとんどのシミケアコスメに、化粧水-美容液-クリームといったラインが揃っています。もちろん、成分の力をより発揮するためにはライン使いが望ましいですが、単品使いでも十分に効果を期待できます。
また、美白ラインのコスメであっても、すべてのアイテムに美白有効成分が入っているとは限りません。
今使っている化粧品に、シミ対策アイテムを1つ入れたいなら、「美容液」か「クリーム」を選びましょう。
美容液やクリームは、化粧水や乳液よりも美容成分の濃度が高く、より高い効果が期待できるからです。
シミ対策化粧品は一年中使ったほうがいいの?
シミへの有効成分には、「シミを予防するもの」と「できたシミを排出するもの」があります。どちらも医薬部外品ですが、シミ対策コスメの主流は「シミを予防するもの」です。
できてしまったシミとは、肌の奥底に溜まったメラニン色素なので、それを排出するには長い時間がかかります。
まずはシミをできないようにすることが大切なので、シミ対策化粧品は冬場も含めて一年中使いましょう。
冬は夏よりも紫外線は少なくはなるものの、冬でも紫外線は存在します。
夏は日焼け止めなどの対策をするので防げていても、冬場に対策をしていなければ、ノーガードの肌に紫外線が降り注いでしまいます。
冬でもしっかりと対策をすることが大切です。
美白効果が高いものは副作用があるの?
効果が高いということは、副作用があるのか心配ですよね。特にハイドロキノンは紫外線にあたるとかえってシミが濃くなったり、白斑や炎症のリスクがあったりします。ただし、間違った使い方さえしなければ大丈夫ですので、説明書をよく読み正しく使用してください。
また、事前にパッチテストをすることをオススメします。
シミに効く化粧品はどんなシミにも効くわけではない
シミにはケアできるものと、そうでないものがあります。
ケアできないシミに対して高価な化粧品を使い続けても意味がないので、自分のシミがどのタイプか知っておくことも大切です。
セルフケアできるシミ
原因は紫外線を受けるたびにメラノサイトが活発に働き、メラニン色素を大量に作り出してしまうことです。
頬骨あたりや身体にもでき、茶色く丸い形が特徴です。
浴びた紫外線の量が多いほど、メラノサイトの量も増えるので、なるべく紫外線を避け、一年中紫外線対策を行うことが大切です。
また、シミ対策化粧品を一年中使うことで予防しましょう。
自然に薄くなることも多いのですが、数年かかる場合もあります。また、シミの上から日焼けしてしまうと消えにくくなるので注意してください。
定期的にピーリングを行うと早く薄くなりますが、併せてシミケア化粧品を使うといいでしょう。
頬骨の高い部分に左右対称に現れるのが特徴で、淡い茶色か灰色のはっきりしたシミです。
トラネキサム酸の飲み薬が肝斑に有効と言われていますが、もちろんすべての人に効くとは限りません。市販薬もあるので、薬局で相談してみましょう。
セルフケアできないシミ
特徴は、鼻を中心に頬全体に細かいシミが散らばったようにできることです。
他にも、色白の人が多かったり、10代からでき始めたりするのがそばかすです。
紫外線の影響で濃くなってしまうので注意が必要です。
美白化粧品で効果が見られたという例はほとんどなく、レーザー治療でかなりキレイに取ることができます。
ただし、レーザー治療をしても再発することもあり、医師とよく相談することが必要です。
髪の生え際に多く見られますが、身体中どこでもできます。
色も形もさまざまで、ほくろと間違うこともあります。シミ対策コスメは意味がなく、レーザー治療が最適な治療法です。
小さな花のような形をしており、肌の白い人や普段あまり紫外線を浴びない人にできやすいのが特徴です。
一度に急に紫外線を浴びないよう注意することが必要ですが、できてしまったシミは医療機関で相談し、レーザー治療を受けましょう。
できてしまったシミに効く美白成分と効かない美白成分
ここまでで、シミ対策化粧品には、シミを予防するものと、できてしまったシミに働きかけるものの2種類があることをお伝えしました。
では、具体的にその成分を詳しく解説し、自分で適切なシミ対策化粧品を選べるようになりましょう。
今あるシミに有効な美白成分
すでにできてしまったシミに、予防目的のシミケアコスメを使っても効果はありません。できてしまったシミをケアする成分の配合されたシミ対策化粧品をしっかりと成分表を見て選びましょう。今あるシミに有効な美白成分とは、以下の通りです。
この中で効果が高いのは「還元型」ですが、ハイドロキノンはお肌に刺激を感じる人もいるため、ビタミンC誘導体がオススメです。
今あるシミには効かない美白成分
厚生労働省が認可した有効成分である美白成分は、ほとんどがシミを予防するものです。その働きかける場所やメカニズムが違うだけで、できたシミをケアするものではありません。有効成分が配合されているため、「医薬部外品」ではありますが、それだけでシミに効くと思い込まないようにしましょう。
化粧品ではケアできない場合は?医療機関でのシミの治療法
セルフケアできないシミは、皮膚科や美容皮膚科で治療してもらわなければ薄くなりません。
そこで、医療機関でのシミ治療法をご紹介します。
金額:1回につき3,000〜5,000円×5回程度
黒い部分に反応するレーザーを照射し、メラニン細胞を破壊します。
肌の他の部分には影響がないと言われています。
老人性色素斑、そばかす(雀卵斑)に有効ですが、肝斑には効果がないこともあります。
金額:およそ3,000〜5,000円/1ヶ月
肝斑やレーザー治療ができない人に処方されます。
処方されるのは主にアスコルビン酸やトラネキサム酸ですが、どちらもメラニン色素が作られるのを抑制するものなので、即効性はありません。
金額:3,000〜6,000円
処方されるのはハイドロキノンやトレチノインですが、どちらも効果が強いために使用期間に限度があります。
ハイドロキノンは4週間程度、トレチノインは6週間で、用法を守らなければ白斑などの副作用の危険があります。
医療機関での治療はリスクもある
医療機関でのシミ治療は効果が高い分、リスクもあります。実際にレーザー治療を行って一旦はそばかすが消えても、また出てきたということもあるようです。
また、シミは病気ではないために保険がきかず、実費となりますので治療費も高額です。
クリニックなら即効性があると思っても、どの治療もお肌のターンオーバーが行われないとシミは薄くなりません。
クリニック選びや金額、期間、リスクのことを考えると、シミケアのスタートは、シミ対策化粧品から試してみることをオススメいたします。
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シミをケアするには「メラニン還元型」の成分配合コスメを選ぶ!
本気でシミをケアしたいなら、「メラニン還元型」である「ビタミンC誘導体」か「ハイドロキノン」を配合した美容液を選びましょう。
ほとんどの美白化粧品に配合されている美白成分は、シミ予防のためのものです。シミが濃くなることは防げても、シミのケア効果は期待できません。
今あるシミにアプローチできるのは、「メラニン排泄型」である4MSK、リノール酸S、エナジーシグナルAMPなどといった成分もありますが、さらにオススメなのが「メラニン還元型」の成分なのです。
そして、アイテムはしっかり保湿剤も配合されている美容液にしましょう。
シミのケアは徐々に実感できるようになるため、根気よく続けていくためにも、「美白有効成分」「保湿力」「続けやすい価格」を見極めて、きちんと効果が期待できるものを選んでください。
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※美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐこと
※浸透とは角層まで
※エイジングケアとは年齢に合わせたスキンケアのこと
◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
日本化粧品技術者会
日本抗加齢学会
公益社団法人 日本皮膚科学会
吉木伸子・岡部美代治・小野真規子『正しいスキンケア事典』
朝田康夫『美容の医学 美容皮膚科学辞典』
鈴木 一成『化粧品成分用語事典2012』
◇口コミ・画像引用元:アットコスメ、amazon