ホワイトボックス図書館は、あなたの専門や貴重な経験をWEBコンテンツや書籍として残し、個人ブランドを確立できる場所です。
いまの時代、個人ブログやSNSなど、情報発信の手段はたくさんあります。しかし、どんなに価値ある情報でも、適切な方法で発信しなければ、人の目に触れることなく埋もれてしまいます。
これは、検索やシェアなどの読者行動を理解した企画編集や、技術選択が必要だからです。
ホワイトボックス図書館は、自社メディアでコンテンツの実験・検証を続けており、多くの知見を持っています。
適切に評価されるサポートをします。情報発信には、エントリー(無料)が必要です。
※現在、エントリーを一時停止しています。新しい形でリニューアルしますのでお楽しみに。
現在はイベント時のみ一般開放しております。イベント情報をご確認の上、ご来館ください。
ホワイトボックス図書館をつくった理由
WEBに関わる仕事をし始めたのは、前職の広告会社に入社して間もなくなので、かれこれ9年ほどになる。
これまで200を超える商品やサービスの販促に携わってきたんじゃないかと思う。いまでは懐かしい、カーソルと一緒にビュンビュン動くフラッシュサイトを担当していたこともある。
WEBの広告運用もたくさんやった。
数字をチェックして改善アイデアを出して実験して、うまくいったものを中心にまた実験をして、延々と続くPDCAのなかでどうやったら費用対効果を上げられるんだろうと頭を悩ませる毎日だった。
今だから言うと、私のいた広告会社でWEBの仕事は決して花形ではなかった。いやむしろ、TVや雑誌などの仕事と比べて煩雑なWEB業務は、嫌われていたと思う。
けれど、私はWEBの仕事が楽しかった。
当時、広告会社の仕事の中心は間違いなくTVだったと思う。
しかし、TV広告の仕事は耕され尽くした畑の一部を間借りして、どこかで見たような作物を育てて収穫する、そんな風に思えてあまり前向きになれない自分がいた。
もちろん、これは私の未熟さが原因であるが。
私はWEBの仕事が好きだった。
途方もない作業ばかりだったけれど、アイデアの良し悪しが数字で見えるし、評価のスピードも速い。何よりも、新しい価値を作り出して社会の課題を解決できる、多くの可能性を秘めているように感じられた。
WEBの世界は、まるで大航海時代の新大陸のようだった。見渡せば未開拓の地が広がっていて、チャンスがあちこちに転がっている。
そんな希望を抱いて、WEBメディア開発をメイン事業とするホワイトボックスを立ち上げた。WEBマーケティングの技術だけはそれなりのものになっていたので、なかなか順調な滑り出しだったと思う。
しかし、事業を立ち上げて3ヶ月くらいした頃だろうか、WEBを新大陸に見立てて意気揚々としていたときとは、真逆の感情を私は抱いていた。
一言で言うと失望した。
私がWEB上で目にしたのは、記事とは呼べない機械的にばらまかれる文章、一次制作者に敬意を払わず信憑性の薄いキュレーション記事で検索上位をハックする会社、フェイクニュースでアクセスを集めて収益を上げようとする人たち。
ホワイトボックスのスタッフが真心を込めてつくった記事が、アップ直後に盗作され、ものすごいスピードで再生産されるときもあった。
実際、社会に価値を提供しているとは到底思えない活動をする人たちが、利益を手にするプラットフォームになってしまっている側面を否めない。
コンテンツに情熱を注いで、コストを掛けると赤字になる。敵はコストを掛けずにやってくるのだから当然だ。真摯にメディア運営なんてバカバカしくてやってられない、社会に提供する価値なんて考えるだけ損、そんな考えも理解できてしまう。
だから、私はがっかりした。
けれど、私はWEBメディア事業の希望を捨てたわけではない。
メディアの会社として、社会に価値を提供する道を模索したいと思っている。
やっぱり、WEBの新大陸にはまだまだ大きな可能性が眠っていると考えているからだ。
ホワイトボックス図書館構想
希望を託したのが「ホワイトボックス図書館」構想だ。
それは「死別再婚」というテーマを、パートナーの方に執筆頂いたときのことだ。
編集会議で、協業パートナーの方が旦那様と死別し、再婚されているという経歴を話してくださった。時間が経ってようやく人に話せるまでになったという。
私たちは、この方の貴重な経験を記事にすることにした。
上がった記事は、ご本人の苦しい過去の胸の内をつづったもので、経験した人しか語れないであろう、前を向くためのメッセージが込めれていた。ソーシャルで拡散し、同じ境遇に悩まれる方や雑誌社からもメッセージを頂いた。
WEBメディアの会社として、どんな価値を社会に提供できるだろう、と迷っていたなか光を見た気がした。
ひとりひとりの人生の中には「本を書けるくらい価値あるテーマ」が眠っていること、その情報を必要としている人がいること。
そのふたつを、ホワイトボックスのWEB技術を活かしてつなぎ、結果として、情報発信した人が評価を受けるお手伝いができたら、どんなに素晴らしいだろう。
「本を書けるくらいの価値あるテーマ」は大それたものでなくてもいい。あなたにとって当たり前の経験が、ある人にとっては喉から手が出るほど価値ある情報であることは十分にあり得る。
これは、「図書館」が本来持っている「知の共有」という機能を、デジタル技術で進化させた「新しい図書館のカタチ」の提案だ。
同時に、多くの商品やサービスのプロモーションに携わり、コンテンツ制作やWEB技術に精通しているホワイトボックスだからこそできる、いわば「人」をプロモーションする活動でもある。
たとえば、こちらのニベアの記事。ホワイトボックスで制作しfacebook「いいね」が1万を超え、そのほかのSNSでもたくさん拡散された。最終的には、この記事を起点に小学館「女性セブン」において特集記事をつくるまでになった。
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と、ここまで書いておきながら、本音を言うと「ホワイトボックス図書館」構想を実施に移すと考えたとき、私は悔しいと思った。
就職活動がうまくいかず悩んでいた学生時代、起業して独りで仕事を取ってこないといけなくなったとき、私のブランドを作って助けてくれる存在があったなら、どんなによかったか。
このWEB新大陸で自分の価値を存分に示すことができる、それこそ可能性は無限大であることを考えると、正直ちょっと悔しい。
しかも、ホワイトボックス図書館は、当面の編集サポートを無償で行うことを決めている。自分がサービスを受ける側でないことがやっぱり悔しい。
けれど、それ以上にどんな専門家が現れ、読者や社会に影響を与えてくれるのか楽しみで仕方がない。
あなただけの価値ある情報を持っている方、本気で記事執筆したい方、自分のブランドを確立したい方、エントリー待っています。
ホワイトボックス図書館 館長
適切に評価されるサポートをします。情報発信には、エントリー(無料)が必要です。
※現在、エントリーを一時停止しています。新しい形でリニューアルしますのでお楽しみに。